“黒奉書”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くろほうしょ50.0%
くろぼうしょ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
形のよい編笠に、黒奉書(くろほうしょ)の袷(あわせ)を着ている。スラリとした中肉に、袷(あわせ)の肌着(はだつ)きがよく、腰には落し目に差した蝋消(ろうけし)の大小、素足(すあし)に草履、編笠をうつ向き加減に、女の言葉を聞いていた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かねてから三衣袋に潜(ひそ)ませておいた黒奉書(くろぼうしょ)の袷(あわせ)一枚、風をはらませてフワリと身にまとい、目立たぬ色の膝行袴(たっつけ)をりりしくうがち、船底の板子を二、三枚はねのけた。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)