トップ
>
大日坂
>
だいにちざか
ふりがな文庫
“
大日坂
(
だいにちざか
)” の例文
大日坂
(
だいにちざか
)
に駈け登ったらしい安城郷太郎、
焔
(
ほのお
)
のような息をお鳥に吹き掛けるとむんずと、手を捕って庭口へ引入れました。
裸身の女仙
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
丁度この見晴しと相対するものは
則
(
すなわ
)
ち小石川
伝通院
(
でんづういん
)
前の
安藤坂
(
あんどうざか
)
で、それと並行する
金剛寺坂
(
こんごうじざか
)
荒木坂
(
あらきざか
)
服部坂
(
はっとりざか
)
大日坂
(
だいにちざか
)
などは皆
斉
(
ひと
)
しく小石川より牛込
赤城番町辺
(
あかぎばんちょうへん
)
を見渡すによい。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
故郷
(
くに
)
の父親が病気になったと云う電報を遅く受取って、
牛込
(
うしごめ
)
の
天神町
(
てんじんちょう
)
へ往き、もう寝ていた先輩を起して旅費を借り、
小石川
(
こいしかわ
)
原町
(
はらまち
)
の下宿へ帰るつもりで、十二時近くなって
大日坂
(
だいにちざか
)
まで来たところで
指環
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
髮形をすつかり堅氣の娘風にしたお靜の後姿——
黄
(
き
)
八
丈
(
ぢやう
)
の
袷
(
あはせ
)
と
緋鹿
(
ひか
)
の子
帶
(
おび
)
が、唐花屋の
暖簾
(
のれん
)
をくゞつて見えなくなつた時は、
大日坂
(
だいにちざか
)
の下から遠く樣子を見て居た錢形の平次も
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
髪形をすっかり堅気の娘風にしたお静の後ろ姿——黄八丈の
袷
(
あわせ
)
と
緋
(
ひ
)
鹿
(
か
)
の
子
(
こ
)
帯が、唐花屋の
暖簾
(
のれん
)
をくぐって見えなくなった時は、
大日坂
(
だいにちざか
)
の下から遠く様子を見ていた銭形の平次も
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
大日坂
(
だいにちざか
)
の下まで来ると、足を
停
(
とど
)
めて、一応
四方
(
あたり
)
を見廻しましたが、砂利屋が建て捨てた物置小屋の後ろへ廻ると、節穴だらけな羽目板へ
拳
(
こぶし
)
を当てて、二つ三つ妙な調子に叩きました。
銭形平次捕物控:011 南蛮秘法箋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
大日坂
(
だいにちざか
)
の下まで來ると、足を停めて、一應
四方
(
あたり
)
を見廻しましたが、砂利屋が建て捨てた物置小屋の後ろへ廻ると、節穴だらけな羽目板へ
拳
(
こぶし
)
を當てゝ、二つ三つ妙な調子に叩きました。
銭形平次捕物控:011 南蛮秘法箋
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
坂
常用漢字
小3
部首:⼟
7画
“大日”で始まる語句
大日
大日如来
大日本
大日孁貴
大日本人
大日本史
大日本平城京
大日本日高見
大日堂
大日枝