“大僧正”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だいそうじょう90.0%
だいそうじよう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがピカピカ光る、まっかながいとうのようなものをきて、大僧正だいそうじょうでもかけるような、りっぱないすにこしかけているのです。
灰色の巨人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
庭の泉石から室を吹きとおしてくる風に、彼のからだは緋牡丹ひぼたんの花が炎のように揺れた。彼は、具足のうえに、大僧正だいそうじょう緋衣ひいを着ていた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『それはわかつてる、大方おほかたかはづむしぐらゐのものだらう』とつて家鴨あひるは『しかし、ぼくくのは大僧正だいそうじよううしたとふのだ?』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
するとカンタベリーの忠節ちゆうせつなる大僧正だいそうじようスチガンドすら、それを當然たうぜんことだとおもひました——
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)