“だいそうじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大僧正81.8%
大騒擾18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それはれいの大僧正だいそうじょうでした。この坊さんは、ほかのひとたちのねむっているときに、ひとり目をさましているのです。
食事がすむと、時をうつさず、大僧正だいそうじょうは、ふたりをお城の礼拝堂れいはいどう案内あんないして、ご婚礼こんれいをすませました。女官がしらは、ふたりのためにとばりをひきました。
眠る森のお姫さま (新字新仮名) / シャルル・ペロー(著)
ことに“江州大騒擾だいそうじょう事件”のあとでもあるから、故郷へも、官の手が廻っているにきまっている。そんな所へ、こんな男を、と誰にしろ危ながるのは当然だった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この後に続いて起った恐ろしい光景を叙述する必要があるだろうか? ヴァンダーヴォットタイムイティスじゅうはたちまちにして嘆かわしい大騒擾だいそうじょうちまたに化してしまったのだ。
鐘塔の悪魔 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
すでにその水泊の賊徒は、先には済州で官軍に手抗てむかい、江州無為軍むいぐんでも大騒擾だいそうじょうをおこし、以後いよいよ、賊寨ぞくさいを強大にしておるもの。いまにしてたいらげずば、国の大患たいかんとなりましょう。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)