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塩原
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しおばら
ふりがな文庫
“
塩原
(
しおばら
)” の例文
旧字:
鹽原
それから三、四年の後に、「
金色夜叉
(
こんじきやしゃ
)
」の
塩原
(
しおばら
)
温泉の
件
(
くだ
)
りが読売新聞紙上に掲げられた。それを読みながら、私はかんがえた。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
一月ぐらいたって
塩原
(
しおばら
)
へ行ったら、そこの宿屋の縁側へ出て来た猫が死んだ三毛にそっくりであるのに驚いた。
備忘録
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
後
(
あと
)
に続く木川子、それにかく申す吾輩、
殿軍
(
しんがり
)
としては五尺六寸ヌーボー式を発揮した
未醒
(
みせい
)
画伯、
孰
(
いず
)
れも
着茣蓙
(
きござ
)
を羽織って、意気揚々
塩原
(
しおばら
)
へこそ乗りこんだり。
本州横断 痛快徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
、
井沢衣水
(著)
当時入谷には「
松源
(
まつげん
)
」、根岸に「
塩原
(
しおばら
)
」、
根津
(
ねづ
)
に「
紫明館
(
しめいかん
)
」、向島に「
植半
(
うえはん
)
」、秋葉に「有馬温泉」などいう温泉宿があって、
芸妓
(
げいぎ
)
をつれて泊りに行くものも
尠
(
すくな
)
くなかった。
里の今昔
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
熱海
(
あたみ
)
、
修善寺
(
しゅぜんじ
)
、
箱根
(
はこね
)
などは古い温泉場でございますが、近年は
流行
(
りゅうこう
)
いたして、また
塩原
(
しおばら
)
の温泉が出来、
或
(
あるい
)
は
湯河原
(
ゆがわら
)
でございますの、又は上州に名高い
草津
(
くさつ
)
の温泉などがございます。
霧陰伊香保湯煙
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
先年
塩原
(
しおばら
)
の山中を歩いていた時に、偶然にこの涼しさの成立条件を発見した。とその時に思ったことがある。
さまよえるユダヤ人の手記より
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
先刻
西那須野
(
にしなすの
)
を過ぎて昨年の
塩原
(
しおばら
)
行きを想い出すままにこのはがきをしたため
候
(
そうろう
)
。
柿の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
塩
常用漢字
小4
部首:⼟
13画
原
常用漢字
小2
部首:⼚
10画
“塩原”で始まる語句
塩原多助
塩原彦七
塩原参謀
塩原温泉
塩原覚右衛門
塩原多助一代記