“未醒”の読み方と例文
読み方割合
みせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
真先まっさきに立ちたる未醒みせい君、立留たちどまって、一行を顧みた。見ればまさしく橋は陥落して、碧流へきりゅういわむ。一行相顧みて唖然あぜんたり。
「コラ、そんな事をいうと、天狗様の罰が当るぞ」と、未醒みせい子は眼を剥く。先生の相貌、羅漢に似たる為か、アーメンはよくよく嫌いと見えたり。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
現に裏の畑には芋も大根もあるのに、それを掘るのが面倒なのか、高い缶詰を売付けようとするのか、不親切もはなはだしいので、未醒みせい子大いに腹を立て
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)