トップ
>
垂絹
>
たれぎぬ
ふりがな文庫
“
垂絹
(
たれぎぬ
)” の例文
部屋の四周には、窓や入口のドアさえ残さないで、天井から床まで、
真紅
(
まっか
)
な重々しい
垂絹
(
たれぎぬ
)
が豊かな
襞
(
ひだ
)
を作って懸けられていた。
赤い部屋
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
わたしは
昨日
(
きのう
)
の
午
(
ひる
)
少し過ぎ、あの夫婦に出会いました。その時風の吹いた
拍子
(
ひょうし
)
に、
牟子
(
むし
)
の
垂絹
(
たれぎぬ
)
が上ったものですから、ちらりと女の顔が見えたのです。
藪の中
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
わたしは
昨日
(
きのふ
)
の
午
(
ひる
)
少
(
すこ
)
し
過
(
す
)
ぎ、あの
夫婦
(
ふうふ
)
に
出會
(
であ
)
ひました。その
時
(
とき
)
風
(
かぜ
)
の
吹
(
ふ
)
いた
拍子
(
ひやうし
)
に、
牟子
(
むし
)
の
垂絹
(
たれぎぬ
)
が
上
(
あが
)
つたものですから、ちらりと
女
(
をんな
)
の
顏
(
かほ
)
が
見
(
み
)
えたのです。
藪の中
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
垂
常用漢字
小6
部首:⼟
8画
絹
常用漢字
小6
部首:⽷
13画
“垂”で始まる語句
垂
垂下
垂木
垂々
垂井
垂涎
垂髪
垂氷
垂簾
垂水