“地機(ぢばた)” の例文
復(また)爽(さわや)かな初夏(しよか)が來(き)て百姓(ひやくしやう)は忙(せは)しくなつた。おつぎは死(し)んだお品(しな)が地機(ぢばた)に掛(か)けたのだといふ辨慶縞(べんけいじま)の單衣(ひとへ)を着(き)て出(で)るやうに成(な)つた。針(はり)を持(も)つやうに成(な)つた時(とき)おつぎは此(これ)も自分(じぶん)の手(て)で仕上(しあげ)たのであつた。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)