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土船
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つちぶね
ふりがな文庫
“
土船
(
つちぶね
)” の例文
長吉
(
ちやうきち
)
は
唯
(
た
)
だ首を
頷付
(
うなづ
)
かせて、
何処
(
どこ
)
と
当
(
あて
)
もなしに遠くを
眺
(
なが
)
めてゐた。
引汐
(
ひきしほ
)
の
堀割
(
ほりわり
)
に
繋
(
つな
)
いだ
土船
(
つちぶね
)
からは
人足
(
にんそく
)
が二三人して
堤
(
つゝみ
)
の
向
(
むか
)
うの
製造場
(
せいざうば
)
へと
頻
(
しきり
)
に土を運んでゐる。
すみだ川
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
港にある船はもとより何百艘で、一本マスト、二本マストの帆前船、または
五大力
(
ごだいりき
)
の大船から、
達磨船
(
だるまぶね
)
、
土船
(
つちぶね
)
、
猪牙船
(
ちょきぶね
)
なぞの小さなものに至るまで、あるいは動き、あるいは
碇泊
(
ていはく
)
していた。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
長吉は
唯
(
た
)
だ首を頷付かせて、
何処
(
どこ
)
と
当
(
あて
)
もなしに遠くを眺めていた。引汐の堀割に
繋
(
つな
)
いだ
土船
(
つちぶね
)
からは
人足
(
にんそく
)
が二、三人して堤の向うの製造場へと
頻
(
しきり
)
に土を運んでいる。
すみだ川
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“土船”の解説
土船(つちふね)は、福島県福島市の大字である。郵便番号は960-2152。
(出典:Wikipedia)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“土”で始まる語句
土産
土
土地
土塀
土間
土器
土手
土瓶
土堤
土耳古