四年よねん)” の例文
それはほかでもない、わすれもせぬ四年よねん以前いぜんこと春枝夫人はるえふじんと、日出雄少年ひでをせうねんと、わたくしとの三人みたりが、子ープルスかう波止塲はとばらんとしたとき濱島家はまじまけ召使めしつかひで、常時そのころ日出雄少年ひでをせうねん保姆うばであつた亞尼アンニーとて
稀世きせい海底戰鬪艇かいていせんとうていこと孤島こたう生活中せいくわつちう有樣ありさま、それから四年よねん以前いぜんには、穉氣あどけなく母君はゝぎみわかれたりし日出雄少年ひでをせうねんいまおほきくなりて、三年さんねんあひだ智勇ちゆう絶倫ぜつりん櫻木海軍大佐さくらぎかいぐんたいさ愛育あいいくしたに、なにからなにまで
わたくしこそ、四年よねんまへに、春枝夫人はるえふじん弦月丸げんげつまる沈沒ちんぼつわかれた柳川やながはです。』