“嗣(つぎ)” の例文
伊勢の八相可(あふか)といふ郷(さと)に、拝志氏(はやしうぢ)の人、世をはやく嗣(つぎ)に譲(ゆづ)り、九忌(い)むこともなく頭(かしら)おろして、名を夢然(むぜん)とあらため、従来(もとより)身に病さへなくて、彼此(をちこち)の旅寝を老のたのしみとする。
僞(いつ)はらんも恐(おそ)れありと思ひ定めて漸々(やう/\)顏(かほ)を上げ追々事を譯(わけ)ての御尋問に付此上は包まず申上るなり舊(もと)主人伊勢屋五兵衞事世嗣(つぎ)の男子これなく相應(さうおう)の養子も有(あら)ばと探索(たづね)るうち千太郎事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)