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じゆもん
ふりがな文庫
“
咒文
(
じゆもん
)” の例文
彼は何かぶつ/\
罵
(
のゝし
)
つてゐたらしいが、私にはわからなかつた。がとにかく
咒文
(
じゆもん
)
のやうなものを
稱
(
とな
)
へてゐたので、直ぐには返辭をしなかつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
中介は、女が相手でも子供が相手でも真剣に喧嘩をする
性質
(
たち
)
であつたが、さればとよ、とか、さもあらばありけれ、などゝ不思議な
咒文
(
じゆもん
)
を発するときは、戦意昂揚の証拠なのである。
朴水の婚礼
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
まち人恋ふる
鼠
(
ねづみ
)
なき格子の
咒文
(
じゆもん
)
、別れの
背中
(
せな
)
に手加減の
秘密
(
おく
)
まで、唯おもしろく聞なされて、
廓
(
くるわ
)
ことばを町にいふまで去りとは
耻
(
はづ
)
かしからず思へるも
哀
(
あはれ
)
なり、年はやうやう数への十四
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
北高和尚はすこしも
惧
(
おそ
)
るゝいろなく口に
咒文
(
じゆもん
)
を
唱
(
となへ
)
大声
(
たいせい
)
一喝
(
いつかつ
)
し、
鉄如意
(
てつによい
)
を
挙
(
あげ
)
て飛つく大猫の
頭
(
かしら
)
をうち玉ひしに、かしらや
破
(
やぶ
)
れけん血ほどはしりて
衣
(
ころも
)
をけがし、
妖怪
(
えうくわい
)
は
立地
(
たちどころ
)
に
逃去
(
にげさ
)
りければ
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
と、よく意味のわかる
咒文
(
じゆもん
)
をとなへました。
疣
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
▼ もっと見る
北高和尚はすこしも
惧
(
おそ
)
るゝいろなく口に
咒文
(
じゆもん
)
を
唱
(
となへ
)
大声
(
たいせい
)
一喝
(
いつかつ
)
し、
鉄如意
(
てつによい
)
を
挙
(
あげ
)
て飛つく大猫の
頭
(
かしら
)
をうち玉ひしに、かしらや
破
(
やぶ
)
れけん血ほどはしりて
衣
(
ころも
)
をけがし、
妖怪
(
えうくわい
)
は
立地
(
たちどころ
)
に
逃去
(
にげさ
)
りければ
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
このときほど神護の
咒文
(
じゆもん
)
が口をついて走るにふさはしい時はない。
吹雪物語:――夢と知性――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
彼は妹を指しながらまるで
咒文
(
じゆもん
)
を呟くやうに早口に言ひだした。
狼園
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
咒
漢検準1級
部首:⼝
8画
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
“咒”で始まる語句
咒
咒詛
咒咀
咒術
咒縛
咒符
咒封
咒法
咒師
咒教