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叡聞
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えいぶん
ふりがな文庫
“
叡聞
(
えいぶん
)” の例文
幕府の老中らは宮様の御降嫁をもって協調の
実
(
じつ
)
を
挙
(
あ
)
ぐるに最も適当な方法であるとし、京都所司代の手を
経
(
へ
)
、
関白
(
かんぱく
)
を通して、それを
叡聞
(
えいぶん
)
に達したところ
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
先
(
さい
)
つ
年
(
とし
)
、
万里小路惟房卿
(
までのこうじこれふさきょう
)
をお使いとして、微臣信長に、密勅を賜わったが、今また、信長
上洛
(
じょうらく
)
の催しを
叡聞
(
えいぶん
)
あらせられて、ひそかに、
優渥
(
ゆうあく
)
なる
御綸旨
(
ごりんじ
)
と、
金襴
(
きんらん
)
の
戦袍
(
せんぽう
)
とを賜わった。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
チチコフと一緒に立派な箱馬車に乗って何かの会合へ出かけてゆき、気持の好い応対ぶりで一同をすっかり
俘虜
(
とりこ
)
にしてしまう、やがて、彼等のそうした細やかな友情が
叡聞
(
えいぶん
)
に達して
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
衆僧これには大いに閉口し、まさかに
掴
(
つか
)
み合いをする訳にも往かぬと、互に円い頭を悩しているとのことが、白河法皇の
叡聞
(
えいぶん
)
に達し、遂に勅裁をもって分配法を定められたということである。
法窓夜話:02 法窓夜話
(新字新仮名)
/
穂積陳重
(著)
侍従局から
叡聞
(
えいぶん
)
に達したのでありましょう。
幕末維新懐古談:70 木彫の楠公を天覧に供えたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
▼ もっと見る
此度
(
このたび
)
、南北の議奏、
叡聞
(
えいぶん
)
に達し、諸宗の
依怙
(
えこ
)
、人心の
謀
(
はか
)
りに依る。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
外夷
(
がいい
)
拒絶談判の期限等にいたるまで
叡聞
(
えいぶん
)
を欺きたてまつる。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“叡聞”の意味
《名詞》
天子がお聞きになること。
(出典:Wiktionary)
叡
漢検準1級
部首:⼜
16画
聞
常用漢字
小2
部首:⽿
14画
“叡”で始まる語句
叡山
叡智
叡慮
叡覧
叡知
叡旨
叡感
叡
叡山道
叡帝