“反(は)” の例文
屋根に葺いてある瓦には長い、反(は)ね返(かへ)つた耳が出てゐる。家に使つてある材木は皆暗い色をしてゐて、それに一様な彫刻がしてある。
十三時 (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
と云いながら側へ近寄ると、病人は重い掻巻(かいまき)を反(は)ね退(の)けて布団の上にちゃんと坐り志丈の顔をジッと見詰めている。
四本の脚を踏んばって突き刺さった槍の力を受け止めていた牛は、忽ち渾身の勇を揮(ふる)ってそれを反(は)ね返し、鋭い大きな二本の角でぐさりと馬の右腹を突いた。
闘牛 (新字新仮名) / 野上豊一郎(著)
其のませを馬が鼻先(はなづら)で反(は)ね除(の)けて外へ躍出して、突然(いきなり)後足(あとあし)を揚げて丹三郎を蹴(け)ましたから、丹三郎は其処(そこ)へ倒れますと、馬が丹三郎の肩へ噛付きましたから、丹三郎はさも苦しげにヒイと泣声をあげ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
誠に済みませんが、※(たが)が反(は)ねましてお湯を