)” の例文
蜀道のけん、蜀水のも、踏みわたること幾度。蜿蜒えんえんとして軍馬はやがて漢中へ入った。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
このときや燕の軍のいきおい、実に岌々乎きゅうきゅうことしてまさに崩れんとするのれり。孤軍長駆して深く敵地に入り、腹背左右、皆我が友たらざる也、北平は遼遠りょうえんにして、しかも本拠の四囲また皆敵たる也。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)