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危地
ふりがな文庫
“危地”の読み方と例文
読み方
割合
きち
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きち
(逆引き)
己
(
おれ
)
は余り人を信じ過ぎて、君をまで
危地
(
きち
)
に置いた。こらへてくれ
給
(
たま
)
へ。去年の秋からの
丁打
(
ちやううち
)
の
支度
(
したく
)
が、
仰山
(
ぎやうさん
)
だとは
己
(
おれ
)
も思つた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
忍剣は、どんな
危地
(
きち
)
に立っても、けっしてうろたえるような男ではない。ただ、伊那丸の身をあんじてあせるのだった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あなたは、
甲斐源氏
(
かいげんじ
)
の一つぶ
種
(
だね
)
——世にもとうとい
身
(
み
)
でありながら、
危地
(
きち
)
をおかしてお父上を求めにまいられた。
孝道
(
こうどう
)
の
赤心
(
せきしん
)
、涙ぐましいほどでござる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
危地(きち)の例文をもっと
(2作品)
見る
危
常用漢字
小6
部首:⼙
6画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“危地”で始まる語句
危地突破
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吉川英治
森鴎外