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卒直
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そっちょく
ふりがな文庫
“
卒直
(
そっちょく
)” の例文
極わめて
卒直
(
そっちょく
)
なる科学的なる、唯物的なる、実証的なる思想によって裏付けされていることに想到するであろう。
全体主義
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
石が大きければ水煙も
夥
(
おびただ
)
しいと云った様なもので、
傍眼
(
わきめ
)
には
醜態
(
しゅうたい
)
百出トルストイ家の
乱脈
(
らんみゃく
)
と見えても、あなたの
卒直
(
そっちょく
)
一剋
(
いっこく
)
な御性質から云っても、令息令嬢達の
腹蔵
(
ふくぞう
)
なき性質から云っても
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
「きみのいうことにも
一理
(
いちり
)
はある。」と、いまでは
本式
(
ほんしき
)
に主人になりすました影がいいました。「だいぶ
親切
(
しんせつ
)
に
卒直
(
そっちょく
)
にいってくれられたのだから、わたしも、やはりしんせつに卒直にいこう。 ...
影
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
かの女は、華美でも洗練されて
居
(
い
)
るし、
我儘
(
わがまま
)
でも
卒直
(
そっちょく
)
な戸崎夫人の
噂
(
うわ
)
さは
不愉快
(
ふゆかい
)
でなかった。そういう甲野氏も
僻
(
ひが
)
み
易
(
やす
)
いに似ず、ずかずか言われる戸崎夫人をちょいちょい
尋
(
たず
)
ねるらしかった。
かの女の朝
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
卒直
(
そっちょく
)
に心内の苦悶や憂鬱や希望や怒りやらを叩き付けたような文学を要求した結果、自然発生的に、表現主義文学は産れたものであると云ってもよかろう。
独逸の範とすべき点
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
卒
常用漢字
小4
部首:⼗
8画
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
“卒”で始まる語句
卒
卒塔婆
卒業
卒爾
卒然
卒倒
卒中
卒都婆
卒伍
卒塔婆小町