“腹蔵”のいろいろな読み方と例文
旧字:腹藏
読み方割合
ふくぞう81.8%
つつみかくし9.1%
ふくざう9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、官兵衛は単刀直入にいって、まずその人の腹蔵ふくぞうをたたいてみた。うす笑いを浮べながら政職は聞いていた。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
腹蔵つつみかくしのない話が、こうして景気を付けてはいるものの、それはほんの酒の上、心の底は苦しいので
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
奥造 ところで、この度は、不思議な御縁で、かうしてお目にかゝるわけですが、双方腹蔵ふくざうなく、いろいろお話をしてみたいと存じます。
頼母しき求縁(一幕) (新字旧仮名) / 岸田国士(著)