“そっちょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
率直64.7%
卒直29.4%
素直5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その生物とは何であるか、そのことあまりに深刻にして諸氏の胸を傷つけるであろうがこれ真理であるから避け得ない、率直そっちょくに述べようと思う。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
石が大きければ水煙もおびただしいと云った様なもので、傍眼わきめには醜態しゅうたい百出トルストイ家の乱脈らんみゃくと見えても、あなたの卒直そっちょく一剋いっこくな御性質から云っても、令息令嬢達の腹蔵ふくぞうなき性質から云っても
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
もとよりその画は素人らしく、欠点もありますが、しかし、ほんとうに自然な素直そっちょくな画です。いかにも、かなしさにむせんでいるようで、ある美しささえ持っています。