“すぐさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:スグサマ
語句割合
直様83.6%
直樣13.7%
直接1.4%
素直1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此方から短銃ぴすとると言た時に直様すぐさまはい其短銃ぴすとる云々しか/″\と答えたのが益々彼れの手管てくだですわ、つまり彼れは丁度計略の裏をかいて居るのです
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
さても越前守には紀州より兩臣歸着きちやくにて逐一ちくいち穿鑿せんさく行屆たれば直樣すぐさま沐浴もくよくなし登城の觸出ふれだし有て御供揃ともそろひに及び御役宅おやくたくを出で松平伊豆守殿御役屋敷を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
米友の竿を撥ね返した兵馬は、その槍で直接すぐさま附け入って咽喉元をグサと貫く手順であったが、それがそういかないで、槍を手元に引いてしまいました。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
一々申立よ素直すぐさまに云ばうちへ歸してまたうそを云ば家へも歸さず宿入やどいりにもやらぬぞよ三吉其方は番頭久兵衞のとも
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)