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十間
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じつけん
ふりがな文庫
“
十間
(
じつけん
)” の例文
ト
錨
(
いかり
)
が
一具
(
ひとつ
)
据
(
すわ
)
つたやうに、
間
(
あひだ
)
十間
(
じつけん
)
ばかり
隔
(
へだ
)
てて、
薄黒
(
うすぐろ
)
い
影
(
かげ
)
を
落
(
おと
)
して、
草
(
くさ
)
の
中
(
なか
)
でくる/\と
𢌞
(
まは
)
る
車
(
くるま
)
がある。
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
咄嗟
(
とつさ
)
の
遅
(
おくれ
)
を天に叫び、地に
号
(
わめ
)
き、流に
悶
(
もだ
)
え、巌に狂へる貫一は、血走る
眼
(
まなこ
)
に水を射て、
此処
(
ここ
)
や
彼処
(
かしこ
)
と
恋
(
こひし
)
き
水屑
(
みくづ
)
を
覓
(
もと
)
むれば、
正
(
まさし
)
く
浮木芥
(
うきぎあくた
)
の類とも見えざる物の、
十間
(
じつけん
)
ばかり
彼方
(
あなた
)
を揉みに揉んで
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
いで
龍王
(
りやうわう
)
が
本事
(
てなみ
)
を
見
(
み
)
よと、
十間
(
じつけん
)
鬼桃太郎
(旧字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
“十間”で始まる語句
十間川
十間近
十間坂下