制帽せいぼう)” の例文
普通の教師は学校以外の場所では中折帽なかおれぼうをかぶったり鳥打帽とりうちぼうに着流しで散歩することもあるが、校長だけは年百年中ねんびゃくねんじゅう学校の制帽せいぼうで押し通している
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
同時に非常な疲労つかれを感じた。制帽せいぼうかぶつたひたひのみならず汗ははかまをはいた帯のまはりまでしみ出してゐた。しかしもう一瞬間しゆんかんとても休む気にはならない。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
秀吉ひできちは、いったから流行歌りゅうこうか楽譜がくふや、歌手かしゅまえをおぼえるのに一苦労ひとくろうでした。制帽せいぼうをかぶった二、三にん学生がくせいが、みせまえって、はなしをしていました。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)