切通きりどほ)” の例文
あけ六ツならんとこゝろうれしくかぞへて見ればはなくしてしば切通きりどほしの七ツなればさては兄の長庵殿が我が出立を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
……切通きりどほしはせきつてくるまたきながした。勿論もちろん相乘あひのりうづいて、ひととともにつてちる、江智勝えちかつ豐國とよくにあたりで、したゝかないきほひつたのが、ありや/\、とくるまうへで、たこをどつてく。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
電柱の影うちかしぐ夕月夜切通きりどほし上のあらくさのはな
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
電柱の影うちかしぐ夕月夜切通きりどほし上のあらくさのはな
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)