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冷語
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ひやかし
ふりがな文庫
“
冷語
(
ひやかし
)” の例文
己
(
お
)
れは
此樣
(
こん
)
な
無學漢
(
わからづや
)
だのにお
前
(
まへ
)
は
學
(
もの
)
が
出來
(
でき
)
るからね、
向
(
むか
)
ふの
奴
(
やつ
)
が
漢語
(
かんご
)
か
何
(
なに
)
かで
冷語
(
ひやかし
)
でも
言
(
い
)
つたら、
此方
(
こつち
)
も
漢語
(
かんご
)
で
仕
(
し
)
かへしておくれ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
紺屋
(
こうや
)
の干場へ夢にでも
上
(
のぼ
)
つたか大層高いものを立てたがつて感応寺の和尚様に胡麻を摺り込むといふ話しだが、其は正気の沙汰か寝惚けてかと
冷語
(
ひやかし
)
を
驀向
(
まつかう
)
から
与
(
や
)
つたところ、ハヽヽ姉御
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
向ふの奴が漢語か何かで
冷語
(
ひやかし
)
でも言つたら、
此方
(
こつち
)
も漢語で仕かへしておくれ、ああ
好
(
い
)
い心持ださつぱりしたお前が承知をしてくれればもう千人力だ
たけくらべ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
紺屋
(
こうや
)
の干場へ夢にでも
上
(
のぼ
)
ったか大層高いものを立てたがって感応寺の和尚様に胡麻を
摺
(
す
)
り込むという話しだが、それは正気の沙汰か寝惚けてかと
冷語
(
ひやかし
)
をまっ向からやったところ、ハハハ姉御
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
威張つてさへ呉れると豪氣に
人氣
(
じんき
)
がつくからね、己れは此樣な
無學漢
(
わからずや
)
だのにお前は
學
(
もの
)
が出來るからね、向ふの奴が漢語か何かで
冷語
(
ひやかし
)
でも言つたら、此方も漢語で仕かへしておくれ
たけくらべ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“冷語”の意味
《名詞》
冷淡な言葉。
嘲るような言葉。
(出典:Wiktionary)
冷
常用漢字
小4
部首:⼎
7画
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“冷”で始まる語句
冷
冷笑
冷々
冷水
冷汗
冷酒
冷淡
冷評
冷飯
冷泉