“ひやかし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
素見47.2%
素見客16.7%
冷語13.9%
冷笑11.1%
冷評11.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
溝の上へ膝を摺出ずりだす、そのかいなく……博多の帯を引掴ひッつかみながら、素見ひやかし追懸おっかけた亭主が
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
つい台所用に女房が立ったあとへは、鋲の目が出て髯を揉むと、「高利貸あいすが居るぜ。」とか云って、貸本の素見ひやかしまでが遠ざかる。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
京町には素見客ひやかしの影も跡を絶ち、角町すみちょうにはいましめの鉄棒かなぼうの音も聞える。
里の今昔 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
京町には素見客ひやかしの影も跡を絶ち、角町すみちやうにはいましめの鉄棒かなぼうの音も聞える。
里の今昔 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
むかふのやつ漢語かんごなにかで冷語ひやかしでもつたら、此方こつち漢語かんごかへしておくれ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
向ふの奴が漢語か何かで冷語ひやかしでも言つたら、此方も漢語で仕かへしておくれ、あゝ好い心持ださつぱりしたお前が承知をしてくれゝば最う千人力だ
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
自分は真面目なつもりだったけれども、岡田にはそれが冷笑ひやかしのように聞えたと見えて、彼はただ笑うだけで何の答えもしなかった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
または冷笑ひやかしの種が尽きたか、あるいは毒突どくづくのに飽きたんだか、——何しろ自分が席を改めてから
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
一旦日露戦争を経過したものでないと話せないと冷評ひやかし返した事がある。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
一旦日露戦争を経過したものでないと話せないと冷評ひやかし返した事がある。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)