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内府
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ないふ
ふりがな文庫
“
内府
(
ないふ
)” の例文
小松
(
こまつ
)
の
内府
(
ないふ
)
なぞは利巧なだけに、天下を料理するとなれば、浄海入道より数段下じゃ。内府も始終病身じゃと云うが、平家一門のためを
計
(
はか
)
れば、一日も早く死んだが
好
(
よ
)
い。
俊寛
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
入道相國
(
にふだうしやうこく
)
が
非道
(
ひだう
)
の
擧動
(
ふるまひ
)
に
御恨
(
おんうら
)
みを含みて時の
亂
(
みだれ
)
を願はせ給ふ
法住寺殿
(
ほふぢゆうじでん
)
の
院
(
ゐん
)
と、三代の無念を呑みて
只
(
ひた
)
すら時運の熟すを待てる源氏の殘黨のみ、
内府
(
ないふ
)
が
遠逝
(
ゑんせい
)
を喜べりとぞ聞えし。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
一門の
頼
(
たより
)
、天下の望みを
繋
(
つな
)
ぐ御身なれば、さすがの
横紙
(
よこがみ
)
裂
(
やぶ
)
りける
入道
(
にふだう
)
も心を痛め、此日
朝
(
あさ
)
まだき西八條より
遙々
(
はる/″\
)
の見舞に、
内府
(
ないふ
)
も暫く
寢處
(
しんじよ
)
を出でて對面あり、
半晌計
(
はんときばか
)
り
經
(
へ
)
て還り去りしが
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
“内府”の意味
《名詞》
内府(ないふ、だいふ)
太政官制における内大臣の唐名。
豊臣政権下における徳川家康の代表的呼称。
(出典:Wiktionary)
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
府
常用漢字
小4
部首:⼴
8画
“内”で始まる語句
内
内儀
内部
内々
内証
内外
内裏
内證
内密
内輪