兵営へいえい)” の例文
旧字:兵營
徴兵ちょうへいの三年を朝鮮の兵営へいえいですごし、除隊じょたいにならずにそのまま満州事変に出征しゅっせいした彼の長兄が、最近伍長ごちょうになって帰ったことが正をそそのかしたのだ。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
二年三年の兵営へいえい生活せいかつで大分世慣よなれ人ずれて来た丑之助君が、羽織袴、靴、中折帽、派手はでをする向きは新調のカーキー服にギュウ/\云う磨き立ての長靴、腰のさびしいのを気にしながら
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
兵営へいえい高塀たかべい歩哨ほせう銃剣じゅうけんとはおたがひ連絡れんらくってしまった
きみ経歴けいれきも、兵営へいえいへもぐり込んできみなにをしたかも
兵営へいえい隅々すみずみまでこのビラをらせ!