“除隊”の読み方と例文
読み方割合
じょたい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徴兵ちょうへいの三年を朝鮮の兵営へいえいですごし、除隊じょたいにならずにそのまま満州事変に出征しゅっせいした彼の長兄が、最近伍長ごちょうになって帰ったことが正をそそのかしたのだ。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
三年前砲兵にとられた彼女の二番目の兄は、此の春肩から腹にかけて砲車にかれ、已に危い一命をわずかにとりとめて先日めでたく除隊じょたいになって帰った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)