侍方さむらひがた)” の例文
はだか飛込とびこんだ、侍方さむらひがたふねりはつたれども、ほのほせぬ。やつとのおもひでふねひつくらかへした時分じぶんには、緋鯉ひごひのやうにしづんだげな。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これは、三重濠さんぢゆうぼりで、まるおくでがす。お殿様とのさまは、継上下つぎかみしも侍方さむらひがた振袖ふりそで腰元衆こしもとしゆづらりとれて御見物ごけんぶつぢや。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)