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余弊
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よへい
ふりがな文庫
“
余弊
(
よへい
)” の例文
しかし蓄妾の久しく行われて来た
余弊
(
よへい
)
を受けて、我が国でも明治の初めに民法を制定し、親族法を設くるに当りては
頗
(
すこぶ
)
る苦心を要した。
現代の婦人に告ぐ
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
ですがこれは官尊民卑の
余弊
(
よへい
)
とも云いましょうか。富貴なものにのみ美を認める見方は、極めて貧しい習慣に過ぎないのです。
民芸とは何か
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
また流行ともいえないほど、日常のものになりきっていたが、これに伴う
趣向
(
しゅこう
)
の
数寄
(
すき
)
とか道具の
贅
(
ぜい
)
とか、
淫
(
いん
)
すればおのずからどんな道にも
余弊
(
よへい
)
の生じるのは同じことで
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
捨てようと
云
(
いっ
)
て
固
(
もと
)
より見捨てられる者でない、
左
(
さ
)
ればとて之を導いて
俄
(
にわか
)
に教えようもない、
如何
(
いか
)
に百千年来の
余弊
(
よへい
)
とは
云
(
い
)
いながら、無教育の土百姓が
唯
(
ただ
)
無闇
(
むやみ
)
に人に
詫
(
あやま
)
るばかりなら
宜
(
よろ
)
しいが
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
その
余弊
(
よへい
)
で、今日といえまだほかの古典研究にくらべると学問的にもいちばん解きほぐされていない
謎
(
なぞ
)
や課題にみちているのが太平記というこの一大古典なのではあるまいか。
随筆 私本太平記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
余
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
弊
常用漢字
中学
部首:⼶
15画
“余”で始まる語句
余
余所
余程
余裕
余燼
余韻
余計
余波
余所行
余所目