伴侶はんりよ)” の例文
りよ行の時にはもうこひ人のやうな伴侶はんりよで、撮影さつえい現像げんぞうつけ技量ぎれう自然しぜんと巧くなつて、學校での展覽會てんらんくわいでは得意とくいな出ひんぶつであり
でも、結局友達として、伴侶はんりよとして、私の旦那さまにまつたくお氣に召さぬやうにはどうしてもなりたくないと思ひます。
結局墓穴へたどりつくまでの旅を、一日一日と歩くなら、お互ひに氣もちよくゆくこと。伴侶はんりよといふ言葉には味がある。
こんな二人 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
お前は良人をつと伴侶はんりよとして
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
三田の文科ぶんくわ生になつてからは、さすがに寫眞熱しやしんねつもさめてしまつたが、りよ行の時だけは、もうなりふるびた上に舊式きうしきになつたその寫眞器しやしんきを相かはらず伴侶はんりよにしてゐた。