“伴立”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つれだ85.7%
ばんりゅう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
パイプをくわえた赭顔白髪の夫と伴立つれだって贅沢なファー・コオトにジェードの耳飾をつけた老夫人が品のいい英語で店員に何かのグラフィックを運び出させている。
道づれ (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「大将も一しょじゃあないか」「大将が来たぞ!」と土方は口々に囁く、やがて小林監督は駐在所の巡査を伴立つれだってやって来た。土方は言い合わせたように道をあける。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
此方こなたは大友伴立ばんりゅうと申し、卜伝流を究め、いささか大志を抱いて、時勢にのぞまんとする野望もある者でござる」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たしか一人は山添やまぞえ団八といい、後二人は野洲川やすかわ安兵衛に大友伴立ばんりゅうとかいった。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)