“ばんりゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:バンリュウ
語句割合
伴立25.0%
蛮流25.0%
播隆25.0%
蟠竜25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此方こなたは大友伴立ばんりゅうと申し、卜伝流を究め、いささか大志を抱いて、時勢にのぞまんとする野望もある者でござる」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たしか一人は山添やまぞえ団八といい、後二人は野洲川やすかわ安兵衛に大友伴立ばんりゅうとかいった。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呂宋兵衛るそんべえこそ、多少蛮流ばんりゅう幻術げんじゅつ心得こころえておりますが、他の有象無象うぞうむぞうは、みなたかの知れた野武士のぶし浮浪人ふろうにんりあつまり、きっとけちらしてごらんに入れましょうから、お心やすくおぼしめせ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蛮流ばんりゅう妖術師ようじゅつしめ、さては、うまく姿すがたをかえたな」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天明五年に覚明かくめい行者が御岳の黒沢口を開いた時にも、藪原の杣長九郎等十三人の労力奉仕があり、文政十一年に播隆ばんりゅう上人が槍ヶ岳の初登山を行った際にも
山の今昔 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
苗木の城址じょうしはこれに対して高く頂上の岩層にうらびた疎林がある。日本唯一の赤壁せきへきの城のあとがあれだという。この淵のぬしである蟠竜ばんりゅう白堊はくあを嫌ったという伝説がある。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)