“浮浪人”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふろうにん85.7%
ふらうにん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この新しい生活はなかなかわたしには苦しかったが、しかしこれまでの浮浪人ふろうにんの生活とても似つかない労働ろうどうの生活が案外あんがい早くからだにれた。
またこの恩を返す事は、勘当を受けた浮浪人ふろうにんのわたしでなければ出来ますまい。わたしはこの二年間、そう云う機会を待っていました。そうして、——その機会が来たのです。
報恩記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
『ね、わかつてください。ぼくねぐらさへつてゐない、浮浪人ふらうにんひとしいをとこなんですよ。』
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)