“ふろうにん”の漢字の書き方と例文
語句割合
浮浪人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なかにも伊部熊蔵は、うでのすぐれた若侍わかざむらいり、いちはやく白壁門しらかべもんへまいってりふせいでおりますから、ッつけ四十や五十人の浮浪人ふろうにんども、みなごろしにしてもどるでございましょう
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
浮浪人ふろうにんといいますか、ルンペンといいますか、見るからにうすきみの悪いやつでしたが、そいつが門をはいってしばらくしますと、とつぜんおそろしいどなり声が、門内からもれてきました。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「しかし暮に式を挙げるのに浮浪人ふろうにんじゃ困るだろう?」
負けない男 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)