“浮浪人（ふらうにん）” の例文

『ね、解（わか）つて下（くだ）さい。僕（ぼく）は塒（ねぐら）さへ持（も）つてゐない、浮浪人（ふらうにん）に等（ひと）しい男（をとこ）なんですよ。』

彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) ／ 若杉鳥子(著)

“浮浪人”の意味

《名詞》
浮 浪 人 (ふろうにん)

（古語・歴史）律令制において、不法に本貫（本来の住所）を離れて別の土地に住む者。
(出典:Wiktionary)

“浮浪人（浮浪）”の解説

浮浪（ふろう）とは、古代律令制において、民衆などが戸籍・計帳に登録されている本貫から離脱した状態にあること。浮宕（ふとう）・流宕（るとう）とも呼ばれ、逃亡と併せて浮逃（ふとう）とも称された。また、浮浪状態にある者は浮浪人（ふろうにん）と称され、略して浪人とも称された。また、これに対して本貫に在住する者を土人と呼んだ。
(出典:Wikipedia)

浮	常用漢字 中学 部首:⽔ 10画
浪	常用漢字 中学 部首:⽔ 10画
人	常用漢字 小１ 部首:⼈ 2画