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『道づれ』
ふりがな文庫
『
道づれ
(
みちづれ
)
』
山がたに三という字を染め出した紺ののれんが細長い三和土の両端に下っていて、こっちから入った客は、あっちから余り人通りのない往来へ抜けられるようになっている。 重吉は、片側に大溝のある坂の方の途から来てその質やの暖簾の見える横丁にかかると、連 …
著者
宮本百合子
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「文芸」1937(昭和12)年11月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約42分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
確
(
しっ
)
喞
(
くわ
)
連
(
つれ
)
翳
(
かげ
)
齲歯
(
むしば
)
伴立
(
つれだ
)
鍔
(
つば
)
躑躅
(
つつじ
)
罅
(
ひび
)
縹緻
(
きりょう
)
横
(
よこた
)
暖簾
(
のれん
)
括
(
くく
)
所謂
(
いわゆる
)
慍
(
おこ
)
愈々
(
いよいよ
)
夥
(
おびただ
)