仲睦なかむつま)” の例文
同じ迷信と言うなら言え。夫婦仲睦なかむつまじく、一生埋木うもれぎとなるまでも、鐘楼しょうろうを守るにおいては、自分も心をきずつけず、何等世間に害がない。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
若い彼等二人は、仲睦なかむつまじそうに、一つ蒲団に抱き合って寝た。相手の腕が自分の肢態したいにしっかり、からみついている間は、安心して睡った。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
夫婦ふうふして仲睦なかむつまじくおちやをのんでゐると、そこへきじを一つくわえてきて、おいてきました。それは裏山うらやま神樣かみさまからでした。なにいてありました。みると
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)