“肢態”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したい80.0%
かたち20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
若い彼等二人は、仲睦なかむつまじそうに、一つ蒲団に抱き合って寝た。相手の腕が自分の肢態したいにしっかり、からみついている間は、安心して睡った。
電気看板の神経 (新字新仮名) / 海野十三(著)
軽薄なテンポに、××楼の広間でイヴニングを着て客と踊っていた妓の肢態したいを想いだした。カッと唇をかみしめながら、キャバレエーの中へはいって行った。
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
だから熊城君、椅子の螺旋と伸子の肢態かたちを対照してみると、そこに驚くべき矛盾が現われてくるのだ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)