トップ
>
他目
>
はため
ふりがな文庫
“
他目
(
はため
)” の例文
三坪ばかりな蓆囲いは暑そうに見えるが、裏口の一方を風入れに開けて、お
火除地
(
ひよけち
)
の夏草から来る涼風をうけているので、
他目
(
はため
)
で思うよりは
凌
(
しの
)
ぎ
易
(
やす
)
いらしい。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
他目
(
はため
)
からは、どう
見
(
み
)
ても
医者
(
いしゃ
)
の
見舞
(
みまい
)
としか
想
(
おも
)
われなかった
駕籠
(
かご
)
の
周囲
(
まわり
)
は、いつの
間
(
ま
)
にやら五
人
(
にん
)
十
人
(
にん
)
の
男女
(
だんじょ
)
で、百
万遍
(
まんべん
)
のように
取囲
(
とりかこ
)
んで、
追
(
お
)
えば
追
(
お
)
う
程
(
ほど
)
、その
数
(
かず
)
は
増
(
ま
)
して
来
(
く
)
るばかりであった。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
他
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“他”で始まる語句
他
他人
他所
他人事
他家
他愛
他処
他事
他国
他所行