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中庭
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なかにわ
ふりがな文庫
“
中庭
(
なかにわ
)” の例文
男は、ぐいぐいと
流
(
なが
)
しこむようにたてつづけていく
杯
(
はい
)
ものみ、口のはたをてのひらでぬぐうと立ちあがって、
中庭
(
なかにわ
)
にぶらりとでていった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
ところが、灰色ネズミたちが
小麦
(
こむぎ
)
を一つぶのみこんだかのみこまないうちに、
中庭
(
なかにわ
)
のほうから、
鋭
(
するど
)
い
笛
(
ふえ
)
の
音
(
ね
)
が、かすかにひびいてきました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
召使
(
めしつか
)
いは、
不安
(
ふあん
)
と
心配
(
しんぱい
)
で
胸
(
むね
)
をいためながら、
中庭
(
なかにわ
)
におりて、どうしてこの
災難
(
さいなん
)
をのがれたものだろうかと、いっしょうけんめい考えていました。
白ヘビ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
それから、おかみさんはヤッローを、いちばんさいしょに
中庭
(
なかにわ
)
で見つけた
作男
(
さくおとこ
)
にわたしました。作男はヤッローをかかえて、トーケルン
湖
(
こ
)
にいきました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
そしておかみさんに
背
(
せ
)
をむけると、
窓
(
まど
)
ぎわにいって、カーテンのすきまから
中庭
(
なかにわ
)
の
雪
(
ゆき
)
をながめたまま、ひとことも口をきこうとはしない。おかみさんは、はっとして、へやをでていった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
▼ もっと見る
ヤッローがいなくなったつぎの日に、ペール・オーラは
中庭
(
なかにわ
)
をかけまわって、いつものようにひとりで
遊
(
あそ
)
んでいました。セーサルは
段々
(
だんだん
)
の上にねそべっていました。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
ところが、火にあたっている
客
(
きゃく
)
はこちらに
背
(
せ
)
をむけたまま、ぼうしもオーバーもぬごうとはしないで、つっ立っている。
中庭
(
なかにわ
)
にふりつもる雪をみつめながら、なにか考えているようだった。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
“中庭”の解説
中庭(なかにわ)とは、建築物などで周囲を囲まれた、屋根のない場所(庭、広場)である。英語では "court" または "courtyard" と呼び、宿泊施設や公共施設の中庭は主に集会場所として使われていたことから、"court" が法廷も意味するようになった。
(出典:Wikipedia)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
庭
常用漢字
小3
部首:⼴
10画
“中”で始まる語句
中
中央
中間
中空
中々
中宮
中旬
中心
中原
中風