“なかにわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
中庭60.0%
内庭40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
召使めしつかいは、不安ふあん心配しんぱいむねをいためながら、中庭なかにわにおりて、どうしてこの災難さいなんをのがれたものだろうかと、いっしょうけんめい考えていました。
それから、おかみさんはヤッローを、いちばんさいしょに中庭なかにわで見つけた作男さくおとこにわたしました。作男はヤッローをかかえて、トーケルンにいきました。
野辺のべではこのツボスミレが最も早く咲き、つたくさんに咲くので、そこで歌人の心をきつけたのであろう。ツボスミレはつぼ内庭なかにわのこと)スミレ、すなわち庭スミレの意である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
内庭なかにわをとり囲んでいる所の板塀の木戸を通る外に通路はないのであって、その木戸というのが、洋室のドアなどにある様なバネ仕掛けで、内側へ丈け開く様に作られてあったことである。
一枚の切符 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)