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不格好
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ぶかっこう
ふりがな文庫
“
不格好
(
ぶかっこう
)” の例文
なぜなら
机
(
つくえ
)
の
四
(
よ
)
つ
角
(
かど
)
は、
小刀
(
こがたな
)
かなにかで、
不格好
(
ぶかっこう
)
に
削
(
けず
)
り
落
(
お
)
とされて
円
(
まる
)
くされ、そして、
面
(
かお
)
には、
縦横
(
じゅうおう
)
に
傷
(
きず
)
がついていたのであります。
春さきの古物店
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わしは宮の周囲にはえた
不格好
(
ぶかっこう
)
な
樹立
(
こだち
)
と、そしてちょろちょろと落ちる谷水を見ていると、何とも言えない欠乏の感じにうたれました。
俊寛
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
あの龍のような
不格好
(
ぶかっこう
)
な老樹が、もし
滑々
(
すべすべ
)
した肌をもっていたら、それはとても見られたものではないでしょう。
季節の植物帳
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
見れば
不格好
(
ぶかっこう
)
な短い羽をひろげて、
舞揚
(
まいあが
)
ろうとしてやがて、パッタリ落ちるように草の中へ引隠れるのでした。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「どうやら
唖者
(
おし
)
になったらしい」またもや太郎丸憎々しく、「学者の
唖者
(
おし
)
というものは、ふだんあんまり
喋舌
(
しゃべ
)
りすぎるためか、恐ろしく
不格好
(
ぶかっこう
)
なものだなあ。学者学者、何んとかお云い!」
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
穴
(
あな
)
の
中
(
なか
)
から、
頭
(
あたま
)
を
出
(
だ
)
して、いっさいを
知
(
し
)
りつくしたのねずみは、あひるが、
不格好
(
ぶかっこう
)
なようすで、あわてるのを
見
(
み
)
て、はじめはにくらしい
奴
(
やつ
)
だ、いいきみだというくらいに
思
(
おも
)
ったのが
縛られたあひる
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
格
常用漢字
小5
部首:⽊
10画
好
常用漢字
小4
部首:⼥
6画
“不格”で始まる語句
不格構