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不承
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ふしょう
ふりがな文庫
“
不承
(
ふしょう
)” の例文
眠
(
ねむ
)
るようにできているのですから、
不承
(
ふしょう
)
もなりますが、けしさんや、
河骨
(
こうほね
)
さんなどには、この
生活
(
せいかつ
)
は、さぞ
苦
(
くる
)
しいことだとお
察
(
さっ
)
しします。
ガラス窓の河骨
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
それもあったし、また、さいぜんから眺めていたところでは、二た桶の
焼酎
(
しょうちゅう
)
にも、怪しまれる点はなかった。で、
不承
(
ふしょう
)
不承な面色だったが
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
思いがけない
剛敵
(
ごうてき
)
に
出会
(
でっくわ
)
して、東京者も弱った。与右衛門さんは散々並べて
先方
(
せんぽう
)
を
困
(
こま
)
らせぬいた
揚句
(
あげく
)
、多分の
賠償金
(
ばいしょうきん
)
と
詫言
(
わびごと
)
をせしめて、やっと
不承
(
ふしょう
)
した。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
拠
(
よん
)
どころなくほたほたしながら頭を
撫
(
な
)
でて遣るだけで
不承
(
ふしょう
)
して、又歩き出す。と、ポチも忽ち身を
曲
(
くね
)
らせて、横飛にヒョイと飛んで駈出すかと思うと、立止って、私の
面
(
かお
)
を看て
滑稽
(
おどけ
)
た
眼色
(
めつき
)
をする。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
「黙っているところを見ると、
不承
(
ふしょう
)
だナ」造酒に促されて
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“不承”の意味
《名詞》
不承(ふしょう)
承知しないこと。
いやいや承知すること。
《動詞》
いやいや承知する。
(出典:Wiktionary)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
承
常用漢字
小6
部首:⼿
8画
“不承”で始まる語句
不承不承
不承知
不承無承
不承々々
不承不精
不承無性
不承無精