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下廻
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したまわり
ふりがな文庫
“
下廻
(
したまわり
)” の例文
下廻
(
したまわり
)
で
田舎
(
いなか
)
を歩いていた時、
某町
(
あるまち
)
で楽屋遊びに来る十七八の
姝
(
きれい
)
な女を見つけた。それは
髪結
(
かみゆい
)
をしている唖女であった。
唖娘
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
あちこちと
往来
(
ゆきき
)
する
下廻
(
したまわり
)
らしい役者の中にはまだ新しい
御触
(
おふれ
)
が出てから
間
(
ま
)
もない事とて、市中と芝居町との区別を忘れて、後生大事に
冠
(
かむ
)
ったままの
編笠
(
あみがさ
)
を取らずに歩いているものもあった。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
このまた
万金丹
(
まんきんたん
)
の
下廻
(
したまわり
)
と来た日には、ご存じの通り、
千筋
(
せんすじ
)
の
単衣
(
ひとえ
)
に
小倉
(
こくら
)
の帯、当節は時計を
挟
(
はさ
)
んでいます、
脚絆
(
きゃはん
)
、
股引
(
ももひき
)
、これはもちろん、
草鞋
(
わらじ
)
がけ、
千草木綿
(
ちぐさもめん
)
の
風呂敷包
(
ふろしきづつみ
)
の
角
(
かど
)
ばったのを首に
結
(
ゆわ
)
えて
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“下”で始まる語句
下
下手
下駄
下手人
下谷
下婢
下総
下司
下野
下僕