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一樽
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ひとたる
ふりがな文庫
“
一樽
(
ひとたる
)” の例文
一枚戸を開きたる土間に、
卓子
(
テエブル
)
椅子
(
いす
)
を置く。ビール、サイダアの
罎
(
びん
)
を並べ、
菰
(
こも
)
かぶり
一樽
(
ひとたる
)
、
焼酎
(
しょうちゅう
)
の
瓶
(
かめ
)
見ゆ。この店の
傍
(
わき
)
すぐに
田圃
(
たんぼ
)
。
山吹
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
そこで酒はすりが人の金を取ってたくさん持っているだろうから、誰が見付けたに関らず、七三郎、貴様
一樽
(
ひとたる
)
買えっ。
怪異暗闇祭
(新字新仮名)
/
江見水蔭
(著)
翌朝
(
あくるあさ
)
起きるなりそれまで貯えてあった
僅
(
わずか
)
かな銭を持って、市場に往き、鶏の肉や
鵞
(
がちょう
)
の肉、魚、
菓実
(
かじつ
)
、
一樽
(
ひとたる
)
の
佳
(
よ
)
い酒まで買って来て、それを
己
(
じぶん
)
の
室
(
へや
)
へならべて、李幕事夫婦を呼びに往った。
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
一樽
(
ひとたる
)
の美酒と、幾重ねの
佳肴
(
かこう
)
などが、舟から舟へ手渡された。
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
敵の秀吉から贈られた
一樽
(
ひとたる
)
の酒を酌んで
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
樽
漢検準1級
部首:⽊
16画
“一”で始まる語句
一
一人
一寸
一言
一時
一昨日
一日
一度
一所
一瞥