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ズボンした
ふりがな文庫
“ズボンした”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
股引下
66.7%
洋袴下
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
股引下
(逆引き)
「八十円!」博士は口のうちで
呟
(
ぼや
)
きながら、服の前のシヤツと
股引下
(
ズボンした
)
とを見つめてゐたが、そのまゝ黙つてふいと外へ出た。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
壁際
(
かべぎわ
)
や、
暖炉
(
だんろ
)
の
周辺
(
まわり
)
には
病院
(
びょういん
)
のさまざまの
雑具
(
がらくた
)
、
古寐台
(
ふるねだい
)
、
汚
(
よご
)
れた
病院服
(
びょういんふく
)
、ぼろぼろの
股引下
(
ズボンした
)
、
青
(
あお
)
い
縞
(
しま
)
の
洗浚
(
あらいざら
)
しのシャツ、
破
(
やぶ
)
れた
古靴
(
ふるぐつ
)
と
云
(
い
)
ったような
物
(
もの
)
が、ごたくさと、
山
(
やま
)
のように
積
(
つ
)
み
重
(
かさ
)
ねられて
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
博士は雑貨屋の番頭から、上等の駱駝のシヤツと
股引下
(
ズボンした
)
とを手に受取つた。番頭は小腰を
屈
(
かゞ
)
めた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
ズボンした(股引下)の例文をもっと
(2作品)
見る
洋袴下
(逆引き)
困った結果、坑夫と云う事から気を離して、自分だけを検査して見ると、——何だか急に寒くなった。
袷
(
あわせ
)
はさっきの雨で
濡
(
ぬ
)
れている。
洋袴下
(
ズボンした
)
は
穿
(
は
)
いていない。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
膨
(
ふく
)
ら
脛
(
はぎ
)
に小さい鉄の
才槌
(
さいづち
)
を
縛
(
しば
)
り附けたように
足掻
(
あがき
)
に骨が折れる。
袷
(
あわせ
)
の尻は無論
端折
(
はしお
)
ってある。その上
洋袴下
(
ズボンした
)
さえ
穿
(
は
)
いていないのだから不断なら競走でもできる。が、こう松ばかりじゃ
所詮
(
しょせん
)
敵
(
かな
)
わない。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ズボンした(洋袴下)の例文をもっと
(1作品)
見る
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づぼんした
ヅボンした