“ウイ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:うい
語句割合
16.7%
そう16.7%
そうです16.7%
16.7%
初泥16.7%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
館駅コアンイチエ街に出た。ウイへ曲る角にきた。山崎の右の手は、前後左右に眼をやったかと思うと、大褂児タアコアルのポケットに行った。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
太馬路タマルから、拒馬や、鉄条網が、頑張っていない、ウイへ出て、七馬路マル永緌門インスイメンの方面に曲り、日本軍の警備区域でもなく、南軍が散在している区域でもない、その中間の線を選んで迂廻した。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
そうウイ! そうウイ!」
道標 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
其れに下宿人の娘の一人も剽軽者へうきんもので細君に調子を合せて歌ひ、何かと冗談を言合ひなが其末そのすゑぐ二人共歌の調子に成る。美男の亭主は何時いつでも「アアウイアアウイ」と言つて莞爾にこ/\して居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
宇比地は初泥ウイの義、須比智は砂泥スイヂの義にして、共に国土の未だ十分に、その凝固の状を為さずして、半流動の状態を呈し、泥土の象をなし、加うるに砂泥の混淆するを示す。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
確然たる証拠によって明瞭にウイとかノンとかいってもらいたいのである。
魔都 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)