“をんたう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
穩當80.0%
穏当20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半四郎と云此兄の半作は至つて穩當をんたう生質おひたちなれば是所謂惣領そうりやうの甚六とか云が如し然れども惣領のじん々々/\と世間にては馬鹿者ばかものの樣に云ども勿々なか/\にあらず既に諸侯にては御嫡子と稱し町人ならば家の跡取あととりまたざい家農家などにては遺跡ゐせき樣といふ惣領そうりやう遺跡ゐせきいふ道理もつともなりこれ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
三人はちうを飛びました。いや、二人は宙を飛んで、一人は大地を這つたと言つた方が穩當をんたうかもわかりません。
これで先生も使賃つかひちんをやる事をおぼえ、また小僧こぞうさんも行儀ぎやうぎなほつたといふお話で、誠に西洋あちら小僧こぞうさんは狡猾かうくわつ怜悧りこうところがありますが、日本こちら小僧こぞうさんはごく穏当をんたうなもので。
西洋の丁稚 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)