“わるざけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
悪酒66.7%
惡酒33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そういったわけで、それきりになったのですが、あと十何年、不意に、また間淵洞斎に出会って、悪酒わるざけにあてられた事を申しました。——
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
とかく、君の悪い癖で、出場でばというと、すぐ自分を売り込みたがるが、短気、お喋舌しゃべり悪酒わるざけ、暴力好き、一つも取りはありはしない。ましてこんどの行くさきは北京ほっけい第一の城市まち
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
半時間はんじかん以上いじやうたねば人車じんしやないといて茶屋ちやゝあが今度こんどおほぴらで一ぽんめいじて空腹くうふく刺身さしみすこしばかりれてたが、惡酒わるざけなるがゆゑのみならず元來ぐわんらい以上いじやうねつある病人びやうにん甘味うまからうはずがない。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)